期待しなければ、それなりに面白い

本の内容が一部記載されています。未読の方、ストーリー・結末などをお知りになりたくない方は、お読みにならないコトをお勧めします。 ------------------------------ ------------------------------ -------------------- 空の境界(上)、空の境界(中)の続編、三冊目で完結。 下巻は、盛り下がりっぱなし。 理由は二つ。 まず、明らかになった登場人物の設定が特殊すぎて、感情移入ができない。 出てくる人出てくる人が、「人」でないので、飽きてきてるトコに、また同じような展開。 だから、その苦悩を見ても、「あ、そう」と軽く流れてしまう。 明日の運動会で走るのを悩むのは分かるが、世界新記録が出ないと悩むのは理解できないのといっしょ。 魔術師の弟子と妖精使いが、まだ共感できた中巻は面白かったが、下巻はそうでない。 次に、両儀式が通り魔はワケない、ので「やっぱり」としか思えず、ヒネリがない。 また、レオは印象が薄く、意外というより、ダレ?だった。 あれだけ傷を負っても死なないのも、「左手」で殺せなかった、「左手」の親指を噛み千切った、は義手と聞いて、ガックリ。 覚悟を示したと思ったら、義手ですか。 できが悪いワケではない。 むしろ、面白い。 ただ、前評判が大きく期待していただけに、残念。