実際の”恋は?”と考えてしまう。

「平場」とは日常をさす。と、思う。「月」とは? 本書で驚かされたのは、「単語」と「文章の紡ぎ方」だ。それによって、最悪の結果になってもあまり重く感じられない。とてもリアルな恋。だが、実際はもっと切なく、辛い。それを作者はあたかも日常の続きのように言葉を紡いでゆく。 映画化が決定されているようだが観てみたいと思った。 ☆3つは映画化の期待を込めてのことである。