いよいよ「パックスロマーナ・悪名高き皇帝達」に突入しました。世界史に疎い人でも「パックスロマーナ」という言葉は聴いたことがあるはず。ローマ帝国建設の図面を引いたのはカエサル、基礎工事をしたのがアウグストゥス、そして完成させたのがティベリウス。本書はこのティベリウス帝治世の話です。徳川幕府に例えると家光の代で、ある国が長続きするかそれとも短命で終わるかの分水嶺は、やはり2・3代目に掛かっているようです。初代皇帝アウグストゥスは確かにすごいのですが、3代目のティベリウスの涙ぐましい努力が見ものです。ちなみに遣隋使で有名な「隋」の煬帝は2代目で彼の失策が原因となって隋は滅びてしまいます。現代の政治家にぜひローマ帝国史は、読んでもらいたいと思います。なぜなら、政治家の心構えがこの歴史には詰まっているからです。皆さんもこの混沌とした時代だからこそ、歴史の教訓から学んで見るのも一興では?