今回のお話はカリグラ帝。先帝のティベリウス帝が磐石とした帝国をそっくりそのまま受け継ぐが、カリグラは失政を重ね帝国の危機を招く。いわゆるお坊ちゃまが会社を傾けてしまう。しかしこの原因は、やはりローマ帝国独特の「帝政」システムにあるのではないか?元老院とローマ市民に統治の正当性を求めるが故の失政といえる。言い換えれば、カリグラ以前の皇帝達は、この矛盾した2つの勢力の間を綱渡り的な政治手法で乗り切ってきたからこそ「パクス・ローマナ」を築けたともいえる。まさにこのことは、現代の政治家にも言えることで素人の我々有権者も政治とは何かを問われているのではないだろうか?皆さんも不肖息子のカリグラから学んでみる事をお勧めします。