料理話は食いしん坊とだけあって面白いが、批判ばかりの評論文みたいな箇所は不快になる。森鴎外は今まで立派な作家で素晴らしい人物だと思っていたが、森茉莉に関しては教育し忘れたなと感じた。こんなに不器用にしか生きられない人間になったのは、例えお嬢様であっても親の責任が少なからずあるような気がする。典型的な自分大好きお嬢様だったのかな。贅沢を悪いことだと思っている人間の中に本当の贅沢はあり得ない、とあるが赤貧になっても彼女には幼少期自分の置かれた環境に感謝する気持ちなんてなかったのだろうなと思う。私は他の人よりもついていたんだなぁ、くらいで。金持ち婆さんがこの発言をするのと貧乏婆さんが発言するのでは捉え方が変わる。贅沢最高!貧乏でも贅沢しちゃう!自分の部屋は汚くても薄暗い食べ物屋は平気で批判できる。近くに居たら困ったおばさんだなと感じた。あと句読点の問題か若干読み辛い。