翻訳も読みやすく、注釈もわかりやすい。

何よりも均整のとれた口語訳がうれしいです。文語調の岩波版は確かに雰囲気とか余韻など、かみしめながら読むには良いかもしれません。しかしながら、「神曲」は、その構成力の醍醐味など、読み応えがあり、そういう意味では、やはり「口語」であることで楽しめます。ドレの挿絵、各歌の終わりに付される注釈は、作品理解を深めるのに、わかりやすいガイドになっています。これならはじめての読者も「神曲」を楽しめます。