三人きょうだいの末っ子だった自分は、三匹目に自分を重ねて悦に入ったものだった。わらの家と小枝の家の子ぶたが煉瓦の家に逃げ込んで助かったり、狼が降参して逃げてしまうバージョンもあるが、変な脚色なしに訳してくださった瀬田貞二さんに大感謝。そして、もぎゅっとした子ぶたや硬そうな煉瓦の質感までしっかり感じ取れる山田三郎さんの絵も最高。もう「三びきのこぶた」といえば、この本か同じく福音館書店から出ている「金のがちょう」に収録されているものしか考えられない。