ローマのインフラについて書かれた巻の下巻。 「インフラストラクチャー」と言われた時にわれわれがすぐに思いつくのは道路や水道、建造物などですが それは目に見える「ハードなインフラ」であって医療や教育などのシステムも立派なインフラです。 著者はそれを「ソフトなインフラ」としてこの巻で言及しています。 ローマだけがなぜあれほども強大で長期にわたって安定した国家を作り上げることができたのか? 武力で押さえつけるだけでは十分でないことは世界各地で起きている紛争を見るだけでも明らかです。 やはりそれはインフラの整備を抜きにして語ることは絶対にできません。 そしてその前提としての食と安全の保証にも言及されています。 現代を生きているわれわれにとっても他人事ではないと考えさせられる良書です。