20代の時に読んでちんぷんかんぷんでしたが、ある程度、年齢を重ねたせいか、著者の主張は概ね理解することができました。19世紀に書かれたものであるので、やや今の時代にそぐわない箇所もありますが、なるほどと思えるところも多々ありました。以下、本文より、「善事につけ悪事につけ、特別な災難はともかくとして、自己の生涯にどういうことが起きるかということよりも、その起きたことをどう感ずるかということ、すなわち自己の感受力の性質と強度とが問題なのである」。