ヴェスヴィオ山の噴火によるポンペイの全滅や首都ローマの火災という惨事に対応した、ヴェスパシアヌス帝の長男ティトゥス、帝国の統治システムを強化し、安全保障にも尽力した二男ドミティアヌスの話です。特にドミティアヌスがなぜ「記録抹殺刑」に処せられたのか?以下、本文より、「元老院による記録抹殺刑とは、元老院による報復ではなかったか。報復とはしばしば、理性ではなく感情の所産であることを忘れるわけにはいかないのである」