この作品のテーマは、言論の自由。たしかに今の日本において、政府を批判しただけで官憲によって逮捕・勾留されることはないでしょう。しかし自身とは異なる主義主張の相手や、自分の意に沿わない文章を発表している相手等を自殺や偶発的事故に見せかけて殺す、あるいは本当に自殺してくれれば自分達の手を汚さずに済むとばかりに、思いつく限りの手段(相手が女性なら、セクハラ行為等も含めて)を講じて精神的に追い詰める、といったことが全く行われていないとは言い切れない・・・そんなことを考えさせられるストーリーでした。一気読みする面白さです。