ありがとう、おつかれさま

正しい日本語を勉強した上での壊れた文体(ちょっと今頃のオサレな同人小説のような自由さ)を愛せない人にはお勧めできません。 それ位に若木節が最高潮で、若木節大好物な人には文句なしの内容です。 今までにない、まさにガラスの心臓のいちばん痛い部分を告白するシーンが多くて、私のように茜ちゃんよりセンセーと坂本くんに感情移入するタイプのひねくれた読者には泣き所満載で大変な一冊です(笑)。 台詞は恐ろしく長いし難しい熟語も乱発してもう人としての限界を感じますが(笑)、そこは勢いで割愛できます! 最終巻に相応しい濃さで、今まで曖昧だった部分が補完され、賛否あるでしょうけれど個人的には100点のラストでした。 ただ、音楽モノゆえ作者の他シリーズと違い人の生死が掛かるようなシーンがありません。 なので、お話のメリハリをつける為にはセンセーのストーカー軍団(笑)から何かと非常識な嫌がらせをされるしか芸がないシリーズなのですが、ストーカー軍団にもその後の転機が用意されていれば(出来過ぎだけどそこが若木作品の真骨頂かと…)120点でしたね。 とにかく、十数年待ち焦がれた珠玉のラストでした。ありがとう若木さん!