中国や韓国、さらにアジア諸国との外交関係を考える時、必ずといってよいほど話題になるこの「靖国問題」。著者は、「靖国で会おう」といって戦地に赴き戦死していった人々の願いを叶えるべく「靖国」を支持するが、この本に限っていえば(私はまだ同氏の他の著作を読んでいないので)、戦争を引き起こし、国民を戦争に巻き込んでいった当時の「政府」の責任については触れていない。戦死した人々の心情を察して「靖国」支持を訴えるのはよいが、戦死した人々はみんな、戦争を望んで戦死していったのだろうか? 読めば読むほど、「国家」と「国民」の関係に悩まされてしまいました。毛嫌いして読まないより、とりあえず読むことをすすめます。
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