新生(明治維新後の)日本を描いた司馬遼太郎氏の大長編(全10巻)。 本書がその第3巻であり、第2巻で激突した西郷隆盛の「征韓論」と大久保利通の「反征韓論」が激しく激突する。その結果、敗れた西郷は東京を去ることになる。これがその後の内戦への伏線となると思うとなかなか興味深いものがある。 「反征韓論」の考えは如何にその後の日本への浸透を考えるとこれまた興味深い内容ではないかと思う。