昨年急逝された杉浦日向子さんの名作です。 江戸の浮世絵師、葛飾北斎とその娘お栄、弟子の3人の共同生活を中心に、彼らにまつわる奇妙なエピソードが繰り広げられます。 どの話にも江戸の風俗がちりばめられていて軽妙でありながらも、人の生死の境を行き来するような緊張感が張りつめていて、とても当時20代の著者が描いたとは思えない老成した趣があります。 高野文子作品が好きな方にもおすすめです