古事記は是非口頭で、音(おん)にして読むべきと思っているので、その音のままの言葉を用いてくれているのが大変嬉しい作品。但し文字が手書きなので、多少読みづらい。それでなくとも漢字が難しいのに。こうの史代の絵は巧いのだけれど、少し癖があって、何というか底に意地悪い感覚を忍ばせた絵柄に見えてしまう。だもので、意地悪い書き方をさせると天下一品(笑)。素朴な感覚で読ませると考えれば良いが、神々しくなく庶民的な神々に描かれている。