改めて心にしみる物語でした。

何十年か前にある方より頂戴し拝読した際の印象と改めて再読した際の感想にこれ程の差異がある事にとても感慨深く感じています。青年の時の毎日慌ただしく過ごしている生活の中では見過ごしがちであった言葉が、還暦を過ぎた古老の生活環境の上で言葉の一次一句が心に響いてくるのはなぜなのでしょうか。作者は壮年期に制作をしたとの事ですが、心の清廉に、とても細やかなに、そして誰にでも響く言葉で書かれている事に改めて、読んで良かったと思いました。挿絵もとてもよく書かれており、印象的でした。ぜひ多くの方々に再読して頂きたい作品でした。