史上初の6冠達成

ミステリーに精通していない私には、衝撃的なストーリーの本でした。 誘拐事件から始まる内容が、おぞましさと驚嘆、怖いもの見たさ、ワクワク感が入り混じりながら、一気に読み上げました。 アレックスの視点と警察の視点が交互に切り替わる形式で、テンポが速く読みやすいです。 警察側の登場人物の設定も面白く、行動やしぐさが映像的に表現され、それが心理描写へとつながってます。 かなりの力量があり、上手い作家だと感じました。 事件は思わぬ方向へ向かい、驚愕の事実が判明してくるにつれ、忌まわしさと憐憫の情まで湧いてきます。 最後のフレーズに・・「大事なのは、真実ではなく正義ですよ」 現実ではない、小説の世界だからこその言葉です。