二転、三転で面白かったが、少々えぐい描写に貧血気味^^; ラスト近くのネタの後出しがミステリーファン的にはイラつく。元凶ともいえる人物を嵌めただけで殺さなかったのは何故? アレックスの悲惨な結末を知った上で、ウィッグを物色する楽しげな冒頭を読み返すと涙を禁じえない。 ミステリーなのか猟奇的ホラーなのか、と思って読むべき作品だと思うのだが、これだけ評判になっているからには動機がある筈、と思って読んでしまうので、結末の予測がつく。惜しいと思う。 アレックスが日記類をホテルのゴミ集積場でなく、たとえばサービスエリアのゴミ箱にでも捨てていれば、動機は永久に解明されず、カミーユはトマにまで行き着かなかっただろうし、事件はアレックスの猟奇性で終わっていた筈だ。現実とはそういうものだろう。