人生で何度か読み返したい本、だと思う。 何か納得いかないこと、理不尽なことがあった時、必ずこの本のある場面を思い出す。 ルームメイトの安物のスーツケースがどうにも気が滅入って...っていうあの下り。 なんとも気不味くて、やり場が無くて、ちっぽけなんだけど打ちのめされるに十分な出来事。 翻訳は、正直今の時代にはやや古く、読み辛く感じるが、物語自体は色褪せること無く、情けなくも懐かしい日々の切なさやもどかしさを思い出させてくれる。 たぶんまたいつか、人生に迷った時や節目の時に読みたくなるんだと思う。 彼はあの後どうなったのか、ふと考えてみたり...