社会派小説

脳死や臓器移植がテーマの話で、東野圭吾氏の得意とするいつものミステリーとは少々趣が違っていた。 専門的な難しい医療の現状も詳しく描写されている。 これだけのものを書くには、相当に下準備を重ねただろう。 もし家族が脳死の状態になった時、臓器提供について「可」と即断できるだろうか。 自分自身の健康保険証の臓器提供意思表示欄でさえ、空欄にしたままである。 社会人として、せめて自分の意志を明らかにできるよう、考えてみたいものである。