ミステリーが好きすぎると・・・

アレックスで衝撃を受け、イレーヌで悲しみのどん底。そして楽しみに一気読みした本作は、相変わらず面白かったものの、ミステリーものが好きすぎるが故の働かなくていい勘が働いてしまい、3分の2ぐらい過ぎたあたりから、もしかしたら犯人こいつかもと思い始め、それが当たってしまうという・・・。なので、犯人が分かった時の驚きと感動は半減の半減。疑い過ぎる自分が悪いのだけど。ただ、そんな残念なことがあっても、やはり面白いカミーユシリーズ。これ以上カミーユに悲劇は起きてほしくないけど、完結してほしくもなかった。本作で終わるから、それがいいのかもしれないけど。なぜか本作で印象深く残っているのは、最後のルイと犯人との短いやり取りのシーン。なぜかわからないけど、グッとくるものがあった。ルイと犯人の思いを、本文に加え、さらに勝手に想像してしまった。ゆっくり思いを馳せてしまった。このシリーズの人気は、ストーリーだけではなく、登場人物たちの(特に男性の)魅力にもあるのだと、読者誰もが知っている。