未読の方に紹介するとすれば「のび太の夢幻三剣士」と「オズの魔法使い」を混ぜた世界に大人向けのエッセンスを加えてあなたの深淵を引きずりだす本と言いたいです。 まず帯に宮崎駿さんの推薦文があり驚きました。物語冒頭からひき込まれ、これは面白い本になるだろうなと思いました(幻の王国に行くまでは少し退屈なところもありますが最後の方にジワジワ考えさせてくるので我慢して読み進めて欲しいです)。 ホラーが苦手なので怖いシーンが出てくるたびにこわいよーと泣きそうでした。帯に「ぼくをしあわせにしてくれた本です」と書かれていて何でこんなこわい本でしあわせになれるのん?とそのときは疑いました。 経験を積んで円熟した大人のハートにグサグサ刺さる本だと思います。ねじくれ男のねぐらにあるコレクションはトラウマになるかもしれません。私は娘が二人いるので寝室の男女の話に心が押し潰されそうです。子供の無垢な心を大切に守れる社会でありますように。 子供の頃から本が好きな方、ドキドキしたい方、子供がいる方にぜひ読んで欲しいです。