前作は、ファンとしてオマケを付けての五つ星だったが、今回は文句無し。 訳者の後書きに書かれていたが、現在と過去のカットバックの運びは、傑作「カササギ事件」を彷彿させるもの。 ホーソンシリーズは、正直段々出来が落ちていると感じていただけに、今度の作品はそれを払拭してくれた。次作が楽しみ。 一話完結でありながら、ホーソンの謎まいた姿が、その都度明かされていくスタイルは、シリーズ全作で一つの本という事なのだろう。海外のテレビドラマの一話完結ながら、別のストーリーが進行していくやり方に近い。「刑事フォイル」の脚本家でもある作家らしいと感じた。