TPPは平成の開国にあらず

政権浮揚のパフォーマンスとして突然TPPが注目されている。しかし日本の平均的関税率はすでに低く、また日本がTPPに加わることは単に日本の市場をアメリカに開くことでしかない。オバマのアメリカは今後5年間で輸出を倍増すると宣言している。TPPはその経済規模ウエイトでみればアメリカ70パーセント、日本25パーセントであり、日本とアメリカの間の貿易のみならず資本や雇用、政府調達、さらには商慣習に至るまですべてアメリカのやり方を踏襲することに他ならない。TPP導入により日本のデフレはさらに進み、日本企業の海外移転が促進し、日本経済、文化は滅亡するにに至るというもの。菅政権の政治パフォーマンスに世論も同調していては日本はとんでもないことになるとの警鐘を鳴らす注目すべき本である。