今更ですが、はまりました

オンエア当時は「大野君て能ある鷹は爪隠すだったのね」と感心したけれど、主人公が悪人なのでストーリーがなじめずポツポツ視る程度で、最終回も本当にラストしか視てなかった。 「鍵部屋」で大野君の演技に惹かれて、ファンの方が絶賛するこの「魔王」を迷った末、割引も良かったし特典映像にもつられて購入してみたら、あららはまった。結果、本編ばっかり視てる。特典映像は、私的には普通。 そう!本編!何この表情、泣きの演技!鋭い眼光にもびっくりしたけど「切なさ」の演技が秀逸だった。一気に視た。というか視させられた。ドラマの引きがすごかった。 大野君の何ともこちらの心情を煽る「揺れ」の演技は、波紋のように余韻たっぷりに押し寄せて来た。堕天使ルシファがサタンとなっても憧れ、決して戻ることの叶わぬパラダイスを夢見ながらも憎悪するしかない宿命を、怖さではなく切なさで魅せられたから、もう、一緒に泣くしかない(苦笑) 最終回は視た当時も、切な過ぎると思ったけど改めて視ても心を焼くような悲しみや痛みが襲ってくる。けれど最後のセリフに「赦し」があって、絶望だけでない温かみも感じる美しい作品だと思う。 亡くなる人が多いので哀しいドラマだとは思うけど、その昔ジェットコースターと言われた「もう誰も…」何かに比べれば心情も丁寧に描いたテーマにブレの無いドラマだ。韓国版は知らないから比較できないけど、日本版「魔王」お薦め。ドロドロでも哀しいだけでも無い珠玉の作品。