希望がもてる良書

夫に理解してもらう為に購入しました。 類似の本はあまり希望がもてない内容のものが多いのですが、 全体的にこの障害は適切な対応により治るという、 当事者にとっては非常に心強い内容になっています。 いろいろ専門書を読んできましたが、 ともすると迷惑者ととらえられるこの障害の当事者の立場に立って、 抱えている複雑な心理を的確に表現できていると感じた専門書は初めてです。 特に、私は先天的な広汎性発達障害(高機能自閉症)も抱えていることがわかり、 今まで家族や専門家からすらなかなか理解されづらかったのですが、 内容の中で境界性パーソナリティがなかなか良くならないケースとして、 背後に発達障害が潜んでいるという点に触れられています。 この点に気付いている専門家、特に臨床医がどれほど少ないか。 人格障害と発達障害の並立診断をしない、また人格と発達の問題をすっぱり分ける概念は、 私のように何年もの間発達障害を見過ごされ、 本当の治療の機会を失う人が増えることになっていきます。 この似て非なる両方の問題から治療を実施している病院はごくごくわずかで、 現実は前途多難で難しい問題なので、 こうして家族(夫)を専属カウンセラーとして協力してもらい、 せめて境界性パーソナリティの「自家療法」をするしかないのです。