命の重さ

命の重さと言う事を、常々考えていました。 娘を出産してからは、更に強く、子どもが殺される事件が起こる たび、胸が掻きむしられるように痛みます。 娘が通う小学校に、脅迫電話がかかってきた事があります。 「お前の学校の生徒を、登下校時に無差別に殺す」と。 その時も、娘が酷い苛めを受けていた時も、担任の教師も学校も 他人事で、とても生徒を守ってくれる様子はありませんでした。 教師に助けを求めてはいけないのか?と、とても悲しい気持ちに なりました。もちろん、全ての教師がそうではないでしょうけど、 明らかに「面倒な事」を避けているように思えました。 この映画が、1番伝えたかった事はなんでしょうか? 私は子を持つ母親として、この女教師が復讐する気持ちは、痛い ほどよくわかります。 むしろ、「復讐できて良かった」とまで思う人も、もしかしたら いるのではないでしょうか? そう思わせる作りになっているように感じました。 だからこそ、心の奥底で「いや、違うんじゃないか」という思い も渦巻いて、やり切れない気持ちになった人もいるかもしれませ ん。私はそうです。 愛する人を殺されて、復讐したくない人がいるでしょうか? でも、それを決行してしまった女性の「命の重さ」は、彼女が 教師であることも含め、奥深い問題をはらんでいると思います。 苛めが原因で生徒が自殺しても、責任逃れから隠そうとする学校 が多い現実の中、クラスの生徒に復讐する女教師。という映画。 いくら映画でも、空恐ろしさを感じました。 この映画の女教師は、生徒の事情や虐めは一切無視しているのに 我が子を殺されたら復讐する。 若干の学校不信が私にあるため、余計に教師という立場に反応し てしまうのかもしれません。 この映画を観て良かったのか悪かったのか、後味はあまり良くな いですが、とても考えさせられた映画ではあります。