前作の「こころに折り合いを付けてうまい事やる習慣」では、センテンスごとに2人の著者が交互に自分の考察を述べている体裁で、自分と考えが違っても、「そういう風にこの人は考えているのか」と腹落ちしたが、今作は「素敵な老人は(見かけが)とてもナチュラルだ」などの根拠のない底の浅い押しつけをもとに、2人の著者の対話形式で読者を「老人はこうあるべきだ」と誘導しようとしている意図が感じられ、冒頭から終始中身の無さにがっかりしました。特に「徐福」や「八尾比丘尼」の故事をわざわざコラムとして唐突に出して来て、これでどうしたいのか意味不明で先を読む気持ちがほぼ無くなりました。期待していただけに残念です。