15年間読んできた読者として、このシリーズの完結には感慨を覚えます。東ローマ帝国と違い、滅亡に際して「偉大な瞬間」を持つ事がなかった西ローマの最後。「公共心とは、公共体と個人の利益が一致する時に生まれる」という言葉は、どこかの国の政治家に読ませてやりたいものです。塩野ファン必読!初めての方もここから遡ってローマ人の足跡をたどるきっかけにどうぞ!