1992年から年に1冊のペースで出版されてきた「ローマ人の物語」の最終巻です。地中海世界に覇をとなえたローマ帝国も、北方蛮族の侵入に傷つき、内紛で力を削がれ、とうとう静かな滅亡の時を迎えてしまいました。ギボンの著作など、ローマの衰亡に関する書籍は多いのですが、このシリーズはローマの建国、興隆から始まる点が特徴だと思います。そのダイナミックな拡大ぶりには興奮を覚えました。シリーズを通して、非常に面白かった歴史小説です。