映画を見てから原作を読みました。 短い文章を重ねてゆくタイプなのでリズム感はありますが、映画とはやはり違います。 ただ、こちらは犬王の能を筋書きで表現してゆきますが、それが夢幻能の形式に則りつつ、もう一段の展開が待っていて「それだけではない」とう感覚を呼び起こし、新しいものを見ているようで、それから失われてしまったものを見ているようで、楽しむことができました。 ラストも、犬王の軽いノリながら友魚を決して忘れていないことが良く分かるセリフで締めくくられて後味が良かったです。