映像イメージが浮かびやすい
爪角(チョガク)は65才の女性、ながらく依頼を受けて人を殺めることを稼業としてきた。その作業を「防疫」と呼び、実行を請け負う者たちを「業者」と呼んでいる。
老眼が進み、時折り刺すような腰の痛みもあって年齢的な衰えを自覚せざるを得ない。
かつては冷酷無比に徹してきたがどうしたことかいつの間にか犬を飼い、道端の老人を助けたり、たまたま関わった医者やその家族とお近づきになりたくなったりしている。
引退のタイミングを探り始めた最近、同じエージェントに属する若い男性業者トウがなにかとネチネチ絡んでくる。此奴いったい何者なのか…
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面白かったです。
少し前に産経新聞の書評に載っていて興味を持ちました。
韓国ノワール初めて読みましたが、65才の女性が現役で殺し屋っていうのが斬新。
独特の、述語に辿り着くまでが非常に長い文章で途中で「えーといったい何の説明だったっけ?」と思うこともしばしばでしたが、訳者あとがきでそれについて触れられていて納得。
そしてクライマックスではそれまで滞っていた水が一気に流れ出すようにスピーディに読める文章に。その辺りの対比が上手い。
様々な要素が絡みノワール小説のひと言では片付けられない余韻がじんわり。
映像化を望む声が高いそうです。
韓国のこの年代の女優さんを知らないので、勝手にジーナ・ローランズや桃井かおりで脳内再生してました。
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