読みやすく一気に読みました。どうしようもない過去と孤独を抱えた女の懊悩が丁寧に描かれていると思います。現実の事件、震災が背景にあるためリアリティ十分です。記憶が本人によって作られたものにすぎないということ、自分から見た自分と他人から見た自分とに大きな差があるということについて考えさせられました。結末にそうだったのかという驚きと希望を見出しました。