「心で何をどう考えるかが遺伝子の働きに影響を及ぼし、病気になったり、健康になったりする」
というふれこみに釣られて読みました。
遺伝子の働きについて、上記の観点から詳しく書いてあるかと期待していたのですが・・・。
前半は、遺伝子(というよりDNAですが)についての解りやすい解説。後半は著者のライフワークである、レニンの研究に関する細かい経過説明でした。
遺伝子工学に関する素人の方には、入門書としてわかりやすく、良いのではないかと思います。
著者のお仕事は、どちらかと言うと遺伝子工学を利用する立場のようなので、「心が遺伝子を変化させる」という件については、あくまでも著者の思い込み(思い入れ?)の域を出ていないと思います。
本の内容として、この「心が遺伝子を変化させる」という件についての学問的な証明や解説がなされているのではないかと期待していたので、そういう意味では、かなり期待はずしでしたが、バイオテク業界の方にこういうことをマジで考えている人がいるということがわかって、収穫です。
いずれにせよ、心に強く念じたことがDNAに伝わって、塩基配列に影響を与えることによって、細胞内のタンパク合成系が変化し、結果的に身体の異常(つまり病気)が改善すると言うシナリオは、大変魅力的であります(個人的にも)。
なんせ、現代医学では治らないと言われる遺伝子疾患につかまっているのですから、気持ちでDNAをいじくれるのなら、それはそれは嬉しーーい。 のだが・・・。
今後著者先生やそのスタッフの方が「DNAに対する心理作用」について解明されるのを期待しています。
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