拝啓、森村誠一さま。

我々が若い頃、仲間同士競うようにして読んだ彼のミステリー。本当にたくさん読ませていただきました。鋭い内容の中にもどこか人間の愛を感じられるものがあり、しかし緻密な話の進行に、人間離れした技を感じていましたが、彼ももう歳を重ねられ、我々もまたそうなんですが、人間臭い病に悩まされる年代になったのだなあとつくづく感じさせられました。親近感を覚えました。