満洲国を知るために不可欠の書

一つの国家の興亡とそこに賭けた人々の生き様が、行間から溢れ出ています。お手軽にわかりやすく!といった歴史講談的研究が持て囃されるなかでは異質の作風で、簡単に読み飛ばすことなどできない、ずっしりとした手応えの研究の蓄積の重みが伝わります。著者は、この本を書くために生まれてきたような気さえします。