人生哲学
著者の前作「リーダーの易経」を読んでから、私の中には龍が住んでいます。人生を龍にたとえて、今自分がどのような状況なのか、また人生の四季について考えるようになりました。それまでぼんやりとしていた生き方の道を示されたような気持ちです。
新刊である本書は、各界のリーダーを対象にした講演会の内容をまとめたもので、前作よりもなお一層わかりやすく易経について解説してあり、私の中の龍が新しく生まれ変わったような気持ちで読ませていただきました。
難しいとされる易経をこれほどわかりやすく一般的に解説された本は他には見当たらないでしょう。それは著者が地元の文化センターで講師をされていることが大きいでしょう。一般の人たちに易経を解説するという仕事を何年も続けておられるからこそ、わかりやすい内容に仕上がっていると思うのです。
本書の中には龍の話を軸に、普段何気なく使っている陰陽という言葉、光と影の対比なども出てきますし、中国の歴史も引用されています。
人生を歩いて行く友としてこの一冊をお勧めします。
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潜龍の時代は内面的な蓄積をする時です。静かに将来を思う時です。思うこと、研究すること、思索することは静かな時でないとできません。認められて忙しくなっていったら、勉強する時間がありません。だから、まずはとにかく蓄えるのです。蔵するのです。
秋の実りを迎えるためには春に種を蒔くことだといいました。でも、もしも春になる前の冬の蓄えがなかったら、つまり、氷に閉ざされた冬の大地が静かに滋養を蓄えていなかったら春の土壌は育たないのです。春が来たからといって良い種を蒔いても土壌が疲れていては大きな実りは迎えられません。~本文より~
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