タイトルは「哲学入門」だが、哲学や思想だけでなく、文学や宗教が自分の人生にとってどのような役割を果たすのか、著者の半生を語りつつ淡々と述べている。ヘーゲルの著書を凡人でも読める日本語に翻訳してきた著者の手による作品だけに、文章もわかりやすい。「高校生」より社会人になって間もない若者が読んだほうが、よりピンとくるところが多いのではないかと思う。