根拠がなく、史実と矛盾。
この本の売りは、アマテラスは7世紀まで地方の神で、タカミムスヒこそ従来の国家最高神だったという点だと思う。ところが、その根拠については何一つ書かれておらず、「専門家で反対する人がいない」とか「定説」だとかいうだけ。しかも読者には、本当に反対説がないのかどうかすら確認のしようがない。
さらに「定説」以外の部分も、感覚的に「〇〇だと思う」というノリで根拠が希薄。しかも筆者の感覚というのが・・・(溜息)。「天孫」が北方ユーラシアの騎馬民族に特徴的な伝承で、「朝鮮半島きっての先進国の高句麗」から倭国に伝播してきたと言いたいらしいが、アホかと思った。中東・ヨーロッパでも、キリストは天なる神の子ゆえに尊いとされていた。それに、高句麗が倭国より先進的だったなんて、史実を無視している。古代中国は倭国に対して何度か金印を贈っているが、朝鮮半島に対して贈ったのは銅印のみ。つまり、当時の中国からみて倭の方が格段に先進的と認識されていた可能性が高い。
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