生きること、生かされていることを綴った小説が15篇収録されている。差別や戦争、貧困、障がい、老いや病苦などの弱者側に廻った時、人は生かされていることを悔やむ。どの話も一篇一遍が切なく重たい。しかし人間とは偉大で、生きることの希望も忘れない。噛み締めるように読んだ。良書だと思う。