本当にヨブ記に出会えてよかった。 深く考えさせられる一冊。 もともと聖書でヨブ記を読んでおり(クリスチャンではないです)、ヨブ記が大好きでもっと詳しく知りたいと思い注釈があるため購入。 私が持っている聖書のヨブ記と比べると、節の入れ替えや名詞の訳が違ったりしていてその理由を考えながら読むのも楽しかったです。 そして注釈がすごくわかりやすいです。「幸福を自分の手で実現しようとしている人間中心の立場と、神を認めている応報主義は、神を人間の幸福要求の対象としている点で同じである」とあり、なるほど~私は神には幸福要求しかしてこなかったわ…と反省。 神を神として信仰できるか?そして信仰とは?と考えさせられます。 苦難にあいまくるヨブは、神は応報主義ではないと信じている。不義だから苦難にあっているわけじゃない。だからヨブは自分の義をとことん貫く。ありもしない不義を友人のいうとおり認めたり、苦しみから逃れようと自害しては、神を信仰していないことになる。ヨブは信仰の苦難の中、神への問いを続ける。 この苦しみに理由はあるのか? それに対する神の答えも考え深いものでした。 私は、ヨブは神が自分のことを疑い試しているのを知ったから、死んだとしても神への義を主張、証明したかったのだろうと感じました。義を神に訴えたい。 苦難の中でそう思えるヨブの神への信仰に、心打たれました。 ユング「ヨブへの答え」や内村鑑三「ヨブ記講演」も面白いので、ヨブ記に興味をもった方は是非!