キャラも内容も全てが薄い。

偶然ネットでこの曲を聞いて気に入って聞いていたところ、小説が出ていることが分かったので購入しました。 はっきり言って、登場人物の描き方が細かくないので、それぞれの特徴がよく分かりません! 曲やPVありきで小説を書いているので仕方ないのかもしれませんが、曲を知らない人やPVを見たことがない人には夏樹やもちた以外はイマイチ区別がつきません。あかりと美桜、春輝と優は、もっとキャラに特徴を出すか、はっきりと違う設定にした方が面白いです。 例えば、春輝と優。優が「お兄ちゃん」しているのに春輝の方が実は「お兄ちゃん」キャラって言われても…キャラ設定被ってますし、その設定なら優だけでなく、春輝が「お兄ちゃん」しているシーンを入れた方が読者には伝わります。ものすごくこの設定に違和感ありました。せっかく男女3人ずつの登場人物なのだから、もっと明らかに違うキャラにした方がストーリーや会話の掛け合いも面白かったと思います。 作者自身がそれぞれのキャラを自分のものにできていないままPVの映像や展開に無理にあわせて書いてるから違和感があるのかもしれません。 内容も薄いです。結局は、夏樹も優も自分に自信がなくて告白できずにいるというだけ。そのことに気づくまでにライバルの恋雪くんたちが登場して、やっと気づいて告白。それだけなら、こんなにページはいらないのでは?恋雪くんの存在や登場もベタな展開過ぎます。 購入前にネットでレビューや感想を読んだ時に「胸キュン」という言葉がありましたが、どこが?って感じです。小説を読まない、特に恋愛小説を読まない人にはそう感じるのでしょうか。 すぐ読み終わるので良いですが、ともかく全体的に特徴ない薄味の小説です。3部作みたいですが、こんなに内容を引き延ばして無理矢理冊数を増やすぐらいなら1冊でまとめた方が良かったのでは? ボカロ人気に頼って、PVや曲(視覚や聴覚からのイメージ)に頼って小説を作るのはやめて欲しいです。小説にするなら、もっとキャラもストーリーも練って、書きこんで欲しかったです。曲が気にいっていただけにすごい残念。