ページ数は少なめなんだけど、読むのに時間がかかった。 正直、内容がちゃんと飲み込めたかというと、まるで自信がない。しかし、全体像ではなく、自動車、事故、性のディティールを積み上げていくと、そこには粘液とビニールシートの臭いが充満したモンスターが現れる。セックスと交通事故を並べることによって見えてくる、生々しくもメカニカルでもなく、かつその両方を感じさせる何か。そのパワーは圧倒的で、書かれてから30年以上経っているのに全く衰えていない。むしろ現代の小説のよう。