『ファザコン』と『閉じ込められ系』

この人の世界観を構築する双璧。 ここまでハッキリした系統があるのに、それをあまり見せずに次々新しい物語を産み出すこの人は、やっぱり天才なんだな、と思う。 どれも似た話になったり、または過去の(自分史上最高の)人気作を蛇足で蹂躙して誰にも望まれなくならないと止められない処まで堕ちたり、そういう、『不幸にも漫画家になってしまった』才能が希薄な人が犯しがちなあやまちが、全く見当たりません!! この人の作品は小説に至るまで全て読破しました。 その上での感想として、なんというか、こんな言い方は失礼かもしれないんですが、きっとこの方が持ち合わせている食材はそんなに多くない。 でも、多くない食材を最大限に活かす術に長けて、人を感動させる新しい料理を作り続けられる…というか。 同じ背景で次々と違う演技が出来るマヤとかぶる感じですね。