著者は、外交官としての経歴のほうが知られており、そのテーマでの著作が多く出されているが、キリスト教神学を学び、これを思想の基盤としている。表面的には結び付かないこの二つの側面が、実は奥深いところで密接に結び付いていることが巧みに説明されていて興味深い。欧米の政治・外交を知り、またこれと対峙していくために、日本の政治家・経済人にもぜひ読んでほしい一冊と感じた。