キリスト教の呪縛、オリエンタリズム、国民主義的歴史、世界システム論……「歴史」はどう書き変えられたか!? 「世界史」はどのように創られたのか。キリスト教的歴史観の成立と変遷、国民主義的歴史の誕生など、西欧的世界観・歴史観を根本から考える。(講談社現代新書)
ヨーロッパ人は世界史をどう描いてきたか。イスラム世界やアジアなど<非西欧>をキリスト教、啓蒙主義、近代科学はどう捉えたか。古代ギリシア人からランケ、マルクスまで「西欧的世界史像」を問い直す。
●第1章 ヨーロッパ古代の世界史記述ーー世界史記述の発生
第1節 歴史観の世界観的基礎
1.古代ギリシア人の「世界」と時間
2.古代ローマ人の「世界」と時間
第2節 古代的歴史学・世界史像の特質
●第2章 ヨーロッパ中世のキリスト教的世界史記述ーー「普遍史」の時代
第1節 歴史観の世界観的基礎
1.アウグスティヌスと古代的普遍史
2.中世における「世界」
3.中世における時間
第2節 中世的歴史学・世界史像の特質
●第3章 ヨーロッパ近世の世界史的記述ーー普遍史の危機の時代
第1節 歴史観の世界観的基礎の変化
第2節 プロテスタント的普遍史の発生と年代学論争
●第4章 啓蒙主義の時代ーー文化史的世界史の形成と普遍史の崩壊
第1節 歴史観の世界観的基礎ーー「科学革命」による諸変化
第2節 啓蒙主義的歴史学・世界史像の特質
1.啓蒙主義的世界史=文化史的世界史
2.普遍史の崩壊と啓蒙主義的歴史学
3.啓蒙主義的世界史の諸問題
●第5章 近代ヨーロッパの世界史記述ーー科学的世界史
第1節 歴史観の世界観的基礎
1.ヨーロッパの世界支配と西欧の19世紀的歴史意識
2.ロマン主義の世紀
第2節 ヨーロッパ近代における歴史学・世界史像の特質
1.ランケによる「歴史主義の完成」と科学的世界史
2.マルクスの世界史像
3.19世紀に登場した世界史の新構成要素
4.19世紀西欧的世界史の諸問題
5.19世紀西欧的世界史と戦後日本における世界史


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