一人を殺したものは死刑にされ、戦争で他国を侵略し万人を殺したものは罰せられず、かえって称賛され、他国侵略を「正義の戦い」などと評価する。
私がこの『墨子』という本を読もうと思ったのは、上の後世のチャップリンの言葉を思わせる。
明快かつ本質を突く一文を知ったからでしたが、読後の感想も、
この本の中においてもっとも価値の有る所は、やはり上の一文で有るという所でした。
人間、一人一人、その考え方は違うので、この本の中でも私として賛同出来る部分、出来ない部分ともにありますが、上
の一文のためだけで、この本を読む価値は充分に有ると思います。
訳文は、この本の後に借りて読んだ、徳間書店の「中国の思想」シリーズの同書よりも、かたい感じで、またページを開
けば、空白の所が見付からないという程にぎっしりと文字が詰め込まれていて、多少、読みにくいという感も有ります
が、解説、註などは詳細かつ丁寧です。
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