その後のリメイク作を楽しむためにw
角川文庫の「墓場鬼太郎」シリーズの特色は、何と言っても低価格の割には紙質が良好で、付随してカラーページの再現がなされていることでしょうか???
確かに現在では貸本時代の「ロケットマン」「悪魔くん」を筆頭にこの「墓場鬼太郎」も完全版の名称でリリースされており、果ては「墓をほる男」などもある様ですから水木しげる氏の超ファンを自負されておられる方であれば少々物足りない面も有るかと思いますが、よほどの方でなければこれで十分だと思います。
如何せん、同じ貸本復刻といってもといっても完全版とは価格が全く異なりますからw
さて、この4巻、構成は長編が2編のみで「怪奇一番勝負」「霧の中のジョニー」が収録されているわけですが、これは後の少年マガジン誌の「墓場・ゲゲゲの鬼太郎」で両者リメイクされております。
「怪奇一番勝負」は講談社 少年マガジン オリジナル版では1巻の「手」、「霧の中のジョニー」は同じく講談社版では2巻の「吸血鬼エリート」として焼き回しされております。
ちなみに楽しみ方は、人それぞれでしょうねw 「手」の方は結構シチューエーションが異なっている感じですが、「吸血鬼エリート」は敵の吸血鬼のキャラデザはもとより大筋のストーリーまでかなり同じになっています。
ただ、両作品共に言えますが、この時代の作品は氏がアシスタントを使わないでお一人で作成されたものだと思いますから、商業誌と比較すると絵にすかすか感はありますが、何とも言えぬ味があります。
ともあれ、少なくとも初代のマガジン誌での鬼太郎や、その後ガロ誌での「鬼太郎夜話」などが好きな方には是非とも全巻コンプして欲しい作品だと思います。
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