この本のとおりにできない人はどうすれば?

こういう類いの本は、人によって向いている向いていない(合う合わない)って事があるのは承知しています。 ですから、このレビューは私にとってどうだったかという主観で書いている事を、お許しください。 この本は、自分にとって望ましくないもの、例えば悪い感情や出来事、困難な状況や恐怖などを自然に手放す方法、さらには良い事やこだわりすらも手放す方法が解説されています。 そしてそれにより間接的に豊かさや幸福を実現し、人間関係や健康を改善する事も書かれています。 しかし、この本も、やはり合う人と合わない人がいると思います。 例を1つ挙げてみます。この本の特徴かつこの本で解説されている根本的手法として「解放できるまで(何度でも)くり返します」と頻繁に出てきます。 しかし、それを何度もやってもダメな場合はどうすればいいのでしょう? それに対する答えは書かれていません。 この本を読み進めていけば分かりますが、この根本(あるいは基礎)ができて始めてそれ以降の応用ができるのです。 しかし、この最初の根本的手法がうまくできない人は、どうすればよいのでしょう? どうすれば先に進めることができるのでしょう? 表だって書かれてはいませんが、これでできる人だけついてくればいいよ、私の(著者の)書くことがうまくできる人だけ良くなるよ。暗にそう示されているわけです。 合わない人は結局切り捨てられるわけです。そしてこの本を買った人の中にも「あぁ、また無駄な本を買ってしまった」と思う人が出てくるのです。 でもちゃんと著者は逃げを打っています。 「この本に書いてある事を信用しないでください」 本文中にそう書かれています。それも複数回。 じゃぁ何を信用すればいいの? 何を参考にすればいいの? 信用してはいけないなら、この本に何の意味があるの? 最初は読者の盲信に対する注意と解釈していましたが、読み進めるうちに、ああこれは著者の逃げなんだなと思えるようになってきました。 この本の序章にはこう書かれていました。 本書は(中略)あなたが「探し求める人」ではなく「発見した人」になるための指針となることでしょう。 しかし、私はこの本によって「発見した人」にはなれませんでした。いまだに「探し求め」ています。 私個人としては星1つにしたいところですが、人によっては大いに効果があるかもしれませんので、それを考慮し星2つと致します。